「高学歴だから結婚できない」は思い込みだった。研究データと婚活の現実から見えること

「高学歴の女性は結婚しにくい」「高学歴の男性のほうが有利」——婚活の場では、学歴にまつわるさまざまな思い込みが飛び交います。でも、それって本当でしょうか。2026年、早稲田大学などの研究チームが発表した注目の論文と、IBJ成婚白書のデータを並べてみると、じつは「学歴」への思い込みが、婚活の足かせになっているケースが少なくないことが見えてきます。

目次

早稲田大学の研究が示したこと

2026年5月、早稲田大学・シンガポール国立大学・神奈川県立保健福祉大学の研究チームが、ある論文を発表しました。女性約180万人のデータを分析した結果、「女性の高学歴化は、最終的な結婚や出産の水準をほぼ低下させない」というものです(学術誌『Demography』掲載)。

研究の巧みなところは、1966年の「丙午(ひのえうま)」を自然実験として活用した点です。丙午生まれの女性にはいわれのない迷信があり、その年の出生数が激減しました。その影響で「丙午の年と同じ学年だけど丙午生まれではない女性」が生まれ、同世代の人数が少ないぶん進学競争が緩和され、結果的に高学歴になりやすかったというわけです。この「偶然高学歴になった集団」と「そうでない集団」を比べることで、学歴が家族形成に与える因果的な影響を検証したのです。

結果として、高学歴であることで結婚が約2週間・初産が約40日遅れるという影響はありました。しかし、40代半ばまでの長期スパンで見ると、結婚した割合・子どもを持った割合は同世代とほぼ同水準に収束していました。つまり、「高学歴だから一生結婚できない」ではなく、「少し後ろ倒しになるだけ」というのが研究の結論です。

IBJ成婚白書が示す「婚活中」の現実

一方で、IBJ成婚白書2024年版は少し違う角度のデータを示しています。IBJの結婚相談所ネットワーク内で成婚した約1万5千名のデータによると、男性は学歴が成婚率に大きく影響しており、大卒は高卒に比べて成婚率が高いという結果でした。女性は男性ほどの開きはないものの、大卒の成婚率が最も高い傾向が見られました。

「早稲田研究と矛盾してない?」と思われるかもしれませんが、これは見ているものが根本的に違います。

早稲田研究は「人生トータルで最終的に結婚した人の割合(生涯婚姻率)」を見ています。IBJ成婚白書は「婚活中の人が活動期間内に成婚できる確率」を見ています。前者は「最終的にはほぼ同じ」、後者は「婚活の場では学歴がシグナルになっている」——どちらも正しい、でも文脈がまったく違うデータなのです。

「思い込み」が婚活の足かせになっている

仲人として多くの方とお話ししていると、学歴をめぐる思い込みが婚活の動き出しを遅らせているケースに、よく出会います。

たとえば、高学歴の女性から「どうせ敬遠されるから」と最初から自信なさげに話される方。あるいは、高卒・短大卒の男性から「学歴で負けるから相手にされない」と思い込んでいる方。どちらも、データが示す現実とはずれた「思い込み」で、自分の可能性を狭めてしまっています。

早稲田研究が言っているのは、「人生の最後に帳尻が合う」という話です。でも婚活は、人生のある時期に集中して動く営みです。その時期を「どうせ無理」と過ごすことが、一番もったいない。早稲田研究は「焦らなくていい」のではなく、「学歴は言い訳にならない」という話として読むべきかもしれません。

学歴より、婚活での「行動量」のほうが差がつく

IBJ成婚白書をさらに読み解くと、学歴よりもずっと差がつく要素が見えてきます。それが「行動量」です。

成婚者と成婚に至らなかった退会者を比べると、成婚者は男性で4倍・女性で2.5倍のお見合いをこなしています。自分からお見合いを申し込む数も、成婚者のほうが男性で21件・女性で14件多い。全年代で交際移行率は約40%と共通していて、これは学歴に関係なく「動けば出会いは生まれる」ことを示しています。

学歴は確かに一つの要素ではありますが、「積極的に動く」という行動が、学歴の差をはるかに超えて成婚を左右しているというのが、データが示す現実です。詳しいサポート内容はこちらのページでご覧いただけます。

学歴への問いかけより、大切なこと

早稲田研究の論文は、「教育そのものよりも、働き方や育児環境などの制度面に目を向ける必要がある」と締めくくっています。個人レベルで言い換えれば、「学歴をどう活かすか・どう向き合うかは、自分次第」ということではないでしょうか。

高学歴であることを強みと思えている人は、それを活かして丁寧に婚活できます。高卒・短大卒であることを気にしている人も、行動量・誠実さ・価値観のあい方で十分に成婚しています。ふぁみまりには、さまざまな学歴・バックグラウンドを持つ会員さんが全国から集まっています。料金・プランはこちらからご確認いただけます。

学歴で婚活の結果は決まらない。それは研究も、データも、仲人の実感も、同じことを言っています。大事なのは、「今の自分」で動き出すこと。まずは気軽に話を聞かせてください。

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aki
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